転職エージェントの選び方|元人事が教える、登録する3社の決め方と担当者の見極め方

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転職エージェントの選び方|元人事が教える、登録する3社の決め方と担当者の見極め方

転職エージェントを調べると、名前を知っている会社がいくつも出てきます。どこも「求人が多い」「サポートが充実」と書いてあり、違いが分からない。かといって何社も登録して、知らない番号から電話が続くのも困りますよね。

僕は元人事責任者として中途採用に5年半携わり、転職エージェントから応募者を紹介される側にいました。その立場で見てきたのは、担当者が企業をよく知っているかどうかで、紹介された応募者の書類の読まれ方まで変わることです。企業を知らない担当者から紹介された応募者は、僕も慎重に見ていました。

この記事では、状況別に登録する3社の組み合わせと、最初の面談で担当者を比べる方法を紹介します。読み終えるころには、今日どこに登録するかを決められます。

結論、求人の多い1社と、自分の条件に合う2社の計3社に登録してください。最初の面談で担当者を比べ、続けるのは1〜2社に絞ります。

どの組み合わせでも、1社目はリクルートエージェントです。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる

登録は3社。決め手は最初の面談の担当者

3社には、それぞれ役割があります。1社目は、求人の多い会社です。自分の職種と地域に、どんな求人がどれだけあるかを知る物差しになります。

2社目と3社目は、自分の条件に強い会社を選びます。20代なら、担当者を紹介してくれるサービスを3社目にするのも手です。役割の違う3社なら、提案の差がはっきり出ます。

あなたの状況2社目・3社目
20代で、職歴が短い・正社員経験が少ないUZUZ/ナビ
20代で、首都圏で今の職種を続けたいtype/ナビ
30代で、首都圏で今の職種を続けたいtype/職種特化の1社
ITエンジニアの経験を生かしたいレバテックキャリア/type(首都圏)
経理・人事などの管理部門で探したいヒュープロ/type(首都圏)
英語を使う仕事に移りたいエンワールド/職種特化の1社
愛知・岐阜・三重で働きたいR4CAREER/職種特化の1社

1社目はどれもリクルートエージェント。typeはtype転職エージェント、ナビは転職エージェントナビ(東京23区・大阪・名古屋の都心で探す20代向け)

1社だけだと、担当者を比べられない

1社だけで始めると、その担当者が当たりかどうか判断できません。比べる相手がいないからです。採用側から見ても、担当者の質はピンキリでした。

逆に、4社以上はおすすめしません。在職中だと、初回面談と毎日の連絡をさばけなくなります。同じ企業に重ねて応募する事故も起きやすくなります。

僕も30代の転職では、3つの転職サービスを使い分けました。1つは求人を見るためだけです。3つなら、仕事をしながらでも面談と連絡を回せます。

相談相手に転職エージェントを選んだのは、一番市場が分かっていて、こちらが客なので話しやすかったからです。

複数登録は、採用側から見て問題ない

「何社も登録すると、企業に悪く思われるのでは」と心配する人もいます。安心してください。複数のエージェントに登録している応募者で、採用側として困ったことはありませんでした。

担当者を変えたり、別のエージェントに乗り換えたりしても、採用側には分かりません。選考で不利にもなりません。僕がいた会社では、紹介料を各社ほぼ同じ水準に交渉していたので、どのエージェント経由かで扱いは変わりませんでした。合わなければ変えればいいので、気軽に3社から始めてください。

採用側から見ると、差が出るのは担当者

会社選びより大事なのが、担当者選びです。採用側で応募者を受け取っていた経験から、その理由を説明します。

大事な求人ほど、エージェントに頼んでいた

僕がいた会社では、高いポジション、重要な役割、急ぎの求人ほど、転職エージェントを使いました。紹介料として、採用した人の年収の約30%を払っていたので、大事な求人に絞っていたのです。

それでもエージェントに頼んだのは、手間が省けるから。エージェントのフィルターを通った応募者は、質が一定以上そろっていたからです。つまり、会社が力を入れている求人ほど、担当者を通して紹介されていました。紹介料の流れは、転職エージェントとは?仕組みと無料の理由で図にしています。

どのエージェントでも、担当者で質が違う

当たりの担当者は、募集の理由や欲しい人材の要件を、かなり詳しく聞いてきました。組織を理解しようとし、こちらと人間関係ができているレベルでした。

ハズレの担当者は、求人の背景を聞いてこないか、聞いても浅い。そして、合わない人を何度も送ってきました。正直に言うと、ハズレの担当者から紹介された応募者は、慎重に見ていました。合わない人を何度も送ってくる担当者だと分かっているので、つい書類のあらを探してしまうのです。

だから、会社の名前より担当者で選んでください。担当者が企業をどれだけ知っているかで、あなたの書類の読まれ方まで変わります。

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会社は入口。最後に選ぶのは担当者です。

1社目は、求人の多いリクルートエージェント

1社目は、求人の数で選びます。公式サイトによると、リクルートエージェントの公開求人は約80万件、非公開求人は約29万件です。2026年8月30日時点の数字で、件数は採用予定数で数えたもの。

求人が多い会社は、自分の職種と地域の求人を一通り見られます。この1社で見た求人が、2社目と3社目の提案を比べる物差しになります。

採用側にいた時、リクルートエージェントからも応募者の紹介を受けていました。企業担当は、非常に熱心に会社のことを聞こうとしてきました。当たりの担当者と同じ動きです。僕自身も求職者として使い、面談は丁寧でした。

面談は対面か電話で、土日も相談できる

登録すると、キャリアアドバイザーとの面談に進みます。面談は対面か電話で、土日にも相談可能。面談の事前準備は不要と公式サイトに書いてあるので、職務経歴書ができていなくても始められます。面談で何を聞かれ、話したことが企業にどう伝わるかは、リクルートエージェントの面談はどんな感じ?で詳しく書いています。

注意点は2つです。1つは、担当者による相談と支援が、原則3か月までと規約で決まっていること。転職が3か月より先なら、活動を始める時に登録すれば十分です。

もう1つは、求人の状況によって、面談が難しい場合があることです。その時は、2社目と3社目を中心に進めてください。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる

2社目と3社目は、自分の条件で選ぶ

2社目と3社目は、上の表で自分に合う行から選びます。それぞれ、どんな人に向くかを説明します。

首都圏で同じ職種なら、type転職エージェント

首都圏で、今の職種の経験を生かしたい人は、type転職エージェントを2社目にしてください。運営は株式会社キャリアデザインセンターで、登録から入社まで無料です。

公式サイトでは、IT・営業・ハイキャリア・20代の転職に、それぞれ専用のページを設けています。営業、ITエンジニア、マーケティング、管理系などの経験を、同じ職種で生かしたい人に向いています。

公式サイトで公開求人を検索すると、約8割が東京都の勤務地でした(2026年10月3日)。首都圏で働きたい人ほど、選べる求人が増えます。

面談は、主に電話かオンラインです。type転職エージェントは、紹介できる求人がある人にだけ面談の連絡をします。公式のよくある質問では、マッチングに最長5営業日ほどかかるとしています。1週間たっても連絡が来なければ、今は合う求人がないと考えて、他の2社で進めてください。連絡が来ない理由と、面談まで進む登録の仕方は、type転職エージェントは断られる?で詳しく書いています。

登録から入社まで無料・面談は電話かオンライン

職歴が短い20代なら、UZUZ

短期離職や、正社員の経験が少ないことが気になる20代は、UZUZを2社目にしてください。求人紹介に加えて、書類の添削と、企業ごとの面接対策を無料で受けられます。

採用側の本音を言うと、僕は職歴の短さだけで見送ることはしませんでした。2〜3年勤めていれば十分ですし、1年でも中身が1年分あれば採りました。大事なのは、短い期間に何をしたかを具体的に話せることです。UZUZは、その伝え方を一緒に作るのに向いています。

対象は、高校卒業以上の20代。これから活動を始め、平日の日中にも面接の時間を取れる人に合います。中身はUZUZはどんな人におすすめかで解説しています。

登録もサポートも無料・書類は未完成でOK

相談先を決められない20代は、エージェントナビ

自分で担当者を選ぶ自信がない20代は、3社目に転職エージェントナビを使ってください。希望や悩みを聞いたうえで、合う転職エージェントの担当者を無料で紹介してくれるサービスです。

流れは、LINEで面談を予約し、ナビの担当者と15分ほど話してから、紹介先の担当者と面談する形です。担当者選びを任せられるので、「誰に当たるかは運次第」を減らせます。ナビを使う時は、紹介された先のエージェントを3社目と数えてください。

向いているのは、東京23区・大阪都心・名古屋都心で、3か月以内の転職を考える20代。中身は転職エージェントナビはどんな人におすすめかで解説しています。

無料で、自分に合う担当者を紹介してもらえる

英語を使う仕事なら、エンワールド

英語を使う仕事に移りたい人は、エンワールドを2社目にしてください。外資系や日系のグローバル企業の求人を中心に扱う転職エージェントです。

採用側で英語を使う職種の採用に関わった時、僕が見たのは英語の面接と、仕事で英語をどんな場面で使ってきたかでした。向いている人と英語力の目安は、エンワールドが向いている人は?にまとめています。

ITエンジニアなら、レバテックキャリア

ITエンジニアやクリエイターの経験を生かしたい人は、レバテックキャリアを2社目にしてください。IT・Web業界に特化した転職エージェントです。

対象は、エンジニアかクリエイターの経験がある人で、関東・関西・東海・福岡で働きたい人です。未経験からエンジニアを目指す人には向きません。その場合は、1社目のリクルートエージェントで、未経験で応募できる求人から探してください。

IT・Web業界に特化・登録は無料

経理・人事などの管理部門なら、ヒュープロ

経理・財務・人事・労務・法務などの管理部門で転職したい人は、ヒュープロを2社目にしてください。公式サイトによると、士業と管理部門に特化した転職エージェントです。税理士や会計士などの士業も扱います。

僕は中途採用で、管理系の職種を中心に見てきました。管理部門の求人は、同じ「経理」でも、任せたい範囲が会社ごとに大きく違います。職種に詳しい担当者なら、その違いを企業から聞いたうえで紹介してくれます。

登録は無料・士業と管理部門に特化

愛知・岐阜・三重なら、R4CAREER

愛知・岐阜・三重で働きたい人は、R4CAREERを2社目にしてください。名古屋を拠点に、東海三県の求人に特化した転職エージェントです。

公式サイトによると、R4CAREERのキャリアアドバイザーは、企業の担当も兼ねています。求職者の担当と企業の担当が同じ人なので、企業・仕事・待遇について、その場で案内を受けられます。採用側から見た当たりの担当者に、仕組みとして近い形です。

愛知・岐阜・三重の求人に特化・登録面談は電話かWeb

職種を変えたい人と、どの行にも当たらない人

職種を変えたい人は、1社目のリクルートエージェントで、未経験で応募できる求人がどれだけあるかを先に見てください。求人の数が分かってから、2社目を決めても遅くありません。

どの行にも当たらない人は、職種か地域に特化した会社を足します。登録の前に、公式サイトの求人検索で、希望の地域と職種の求人が何件あるかを見ておきます。公開求人がほとんどない会社なら、紹介できる求人があるかを、登録の前に問い合わせてください。

最初の面談で、担当者を比べて絞る

3社の面談が終わったら、担当者を比べます。比べ方は、同じ質問をして、答えの具体さを見るだけです。

3人に同じ質問をして、答えを比べる

紹介された求人について、「この会社は、なぜ今募集しているんですか」と聞いてください。当たりの担当者は、企業から募集の理由を聞いています。「前任の方が3月で辞めるので」のように、事情まで答えます。

求人票の文を繰り返すだけなら、企業から詳しく聞いていないサインです。

もう1つは、「この求人で、企業が一番重視しているのは何ですか」と聞いてください。当たりの担当者は、求人票にない要件まで答えます。「経験年数より、一人で月次決算を回したことがあるか」のような答えです。

3つ目の質問と、答えの見分け方は、次の記事で紹介しています。

本気度と希望年収は、3社とも同じに伝える

面談では、転職の本気度と、希望年収の幅を、3社とも同じ内容で伝えてください。採用側にいた時、当たりの担当者が企業に伝えてきたのは、まさにこの2つでした。

伝える内容をそろえると、同じ条件で各社の提案を比べられます。会社ごとに希望を変えると、どの提案が良いのか比べられません。

中身のない話が長い担当者は、外してよい

僕が30代で転職した時、ハズレだと感じた担当者がいました。たいして中身のない話を、ダラダラと話す人でした。面談が長くても、求人選びに使える話がなければ時間のむだです。

比べた結果、続けるのは1〜2社で十分です。会社は良くても担当者だけ合わない時は、担当者の変更を頼めます。頼み方は、担当者に不満がある時の伝え方で紹介しています。

のぼる
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比べるのは、話の長さではなく答えの具体さです。

3社を使う時に守る3つのこと

3社を同時に使う時は、トラブルを防ぐために3つだけ守ってください。

  • 同じ企業に、2社から応募しない
  • 選考中の企業には、担当者を通して連絡する
  • 使わない会社は、連絡を止めてもらう

同じ企業に、2社から応募しない

同じ企業に2社から推薦が届くと、採用側はどちらの紹介として扱うかを調整しなければなりません。企業にも担当者にも手間をかけます。

防ぐ方法は簡単です。企業名・紹介元・応募日を、1つのメモにまとめてください。応募を頼む前に、メモで重なりがないかを確かめます。企業名が伏せられた求人なら、担当者に社名を聞いてから決めます。

選考中の企業には、担当者を通して連絡する

担当者に不満があっても、エージェント経由で選考中の企業へ、担当者を通さずに連絡するのは避けてください。採用側から見ると、内容にもよりますが、基本はビジネスマナーに疑問符がつきます。

リクルートエージェントの規約でも、紹介された企業へ承諾なく直接連絡して選考を受けることは禁止されています。不満は担当者か、エージェントの問い合わせ窓口に伝えましょう。

使わない会社は、連絡を止めてもらう

面談で外した会社は、放っておかずに連絡を止めてもらいます。担当者に「今回は他社で進めます」と一言伝えれば十分です。

退会まで済ませたい時、type転職エージェントは、マイページの「サービスの退会」から手続きできます。ほかの会社は、担当者か問い合わせ窓口に退会を伝えてください。

まとめ|3社に登録して、面談で担当者を選ぶ

転職エージェントは、会社の名前より担当者で選びます。採用側から見ても、担当者が企業をどれだけ知っているかで、紹介の質が変わりました。

  • 1社目は、求人の多いリクルートエージェント
  • 2社目と3社目は、状況で選ぶ(首都圏で同じ職種ならtype、職歴が短い20代ならUZUZ、ITエンジニアの経験者ならレバテックキャリア、管理部門ならヒュープロ、愛知・岐阜・三重ならR4CAREER)
  • 最初の面談で同じ質問をして、続けるのは1〜2社に絞る

まずは1社目に登録して、自分の職種と地域の求人を見てください。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる

首都圏で、今の職種の経験を生かしたい人は、2社目にtype転職エージェントを足してください。

登録から入社まで無料・面談は電話かオンライン

20代で職歴の短さが気になる人はUZUZを、担当者を自分で選ぶ自信がない20代は転職エージェントナビを足してください。ITエンジニアの経験者ならレバテックキャリア、管理部門ならヒュープロ、愛知・岐阜・三重ならR4CAREERです。

エージェントを使うかどうかから迷っている人は、転職エージェントは使うべき?で、採用側から見たメリットとデメリットを確かめてください。