リクルートエージェントの面談はどんな感じ?元人事が教える準備と、企業に伝わること

PR

リクルートエージェントの面談はどんな感じ?元人事が教える準備と、企業に伝わること

リクルートエージェントの面談では、何を聞かれるのか。電話で大丈夫なのか、どこまで正直に話していいのかも分からない。登録する前も、日程が決まったあとも、ここで手が止まりがちです。

僕は元人事責任者として中途採用に5年半携わり、リクルートエージェントからも応募者の紹介を受けていました。僕自身、求職者としての利用経験があります。採用側にいて分かったのは、面談で話したことが、担当者を通じて企業まで届くことです。

この記事では、面談の中身と、話した内容が企業にどう伝わるかを、両方の立場から紹介します。

結論、面談の準備は要りません。決めておくのは「転職したい事情」と「希望年収の幅」の2つだけです。担当者の質は、面談の中で1つ質問すれば確かめられます。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる

面談は電話かオンラインで、1時間ほど

面談は、登録のあとにキャリアアドバイザー(求職者を担当する人)と話す時間です。リクルートエージェントの公式サイトによると、面談は対面か電話。最近は、Zoomのオンライン面談と電話面談が基本です。

項目内容
面談の形電話かオンライン(Zoom)が基本。対面もある
時間1時間ほど(公式サイトの解説の目安)
日程土日も相談できる
準備不要。職務経歴書がなくても受けられる
料金無料

1時間ほどかかるので、在職中なら昼休みより、仕事帰りか土日が向いています。電話を選べば、移動もカメラの準備も要りません。

聞かれるのは、転職を考えた理由と希望の条件

公式サイトの解説では、面談でよく聞かれることとして、次の6つを挙げています。採用側から見た答え方を添えました。

聞かれること採用側から見た答え方
転職を考えたきっかけ本音でよい。企業への伝え方は担当者と作る
転職したい時期迷っているなら、そのまま伝える
希望の条件(職種・勤務地・年収など)年収は1つの数字でなく幅で
これまでの仕事と実績苦労した場面と、その時の工夫を1つ
強みとスキル自分では普通だと思うことでよい
これからのキャリア決まっていなくてよい

面談は、企業の面接ではありません。担当者が、あなたに合う求人を探すための聞き取りです。うまく答えるより、事実をそのまま話すほうが、合う求人が出てきます。

服装は自由。職務経歴書は未完成でいい

電話なら、服装は関係ありません。オンラインや対面でも、仕事に行く時の服装で十分です。

事前準備は不要と公式サイトにあるので、職務経歴書がなくても面談は受けられます。手元にあれば先に送っておくと、経歴の説明が短く済み、浮いた時間を求人の相談に回せます。

僕自身が実際に受けた電話面談

登録した時の僕は、転職するべきか、自分でも決めきれずにいました。

面談は電話で、担当者は迷っている話を親身に聞いてくれました。そのうえで紹介されたのが、僕の希望に合う大手企業と、大手の子会社の求人です。迷っている段階の相談でも、かなりいい求人が出てきました。

その時は事情があって、応募まで進みませんでした。転職するか決めていなくても、面談は受けて大丈夫です。自分の経歴で、どんな会社の求人が来るのかが分かります。

のぼる
のぼる

「転職するか迷っています」と、そのまま言って大丈夫です。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる

面談で話したことは、担当者を通じて企業に届く

面談の中身は、担当者の手元だけでは終わりません。応募すると、担当者があなたを企業に推薦します。その時、面談で聞いた話が、推薦文や担当者の一言として企業に届きます。

企業に届いていたのは、本気度と希望年収の幅

僕が採用側にいた時、転職エージェントの担当者から届いていたのは、推薦文のほかに主に2つでした。

  • 本気度(転職したい事情など)
  • 希望年収の幅

つまり、面談で話した「なぜ転職したいか」と「いくら欲しいか」は、企業の人事まで伝わります。

面談で話した本気度・事情と希望年収の幅は担当者から企業の人事に届き、書類は企業が直接読む流れの図

正直に言うと、担当者から届く本気度が、どこまで本当かは分かりませんでした。だから僕は、最後は書類と面接で判断していました。

推薦文より、書類を直接読んでいた

推薦文は、ほとんど重視していませんでした。書類を読めば分かるうえ、書類は情報が変に操作されていないからです。ただ、企業をよく分かっている担当者の推薦文には、「なぜこの求人に合うのか」がしっかり書いてありました。そういう推薦文は読みました。

困ったのは、担当者の話と、書類や面接の印象が食い違った時です。食い違って評価が下がるのは、担当者のほうでした。ただ、評価の下がった担当者から紹介された応募者は、僕も慎重に見ていました。

経歴や実績は、面談で盛らずに話してください。盛った話は推薦文に乗り、面接で深掘りされると食い違います。推薦文がどう読まれるかは、転職エージェントの推薦文は読まれる?で詳しく書いています。

面談の前に決めておくのは、事情と希望年収の幅だけ

面談の話が企業まで届くなら、準備は2つに絞れます。

  1. 転職したい事情(なぜ今、転職を考えているか)
  2. 希望年収の幅(これ以下なら動かない額と、希望の額)

事情が分かると、担当者は求人を絞れて、企業にも本気度として伝えられます。きれいに話せなくてかまいません。本音が給料や休みでも大丈夫です。僕自身、30代の転職では待遇を一番にしました。企業向けの伝え方は、担当者と一緒に作れば十分です。

年収は、1つの数字より幅で伝えます。僕は、求人票の年収の幅の真ん中の9割ほどを狙って、提示額を決めていました。400万〜600万円の求人なら、450万円前後です。最低ラインと希望の額を伝えておくと、担当者が企業と調整しやすくなります。

採用側から見た、リクルートエージェントの担当者

採用側の僕が話していたのは、企業から求人を預かる企業担当です。面談の相手(キャリアアドバイザー)とは別の人のこともあるので、面談の相手は、この章の最後の1問で確かめてください。

企業担当は、会社のことを熱心に聞いてきた

採用側にいた時、リクルートエージェントの企業担当は、非常に熱心に会社のことを聞こうとしてきました。話してみて、担当者の能力が高いと感じました。

これは、僕が当たりだと感じていた担当者と同じ動きです。当たりの担当者は、募集の理由や欲しい人材の要件を詳しく聞き、組織を理解しようとします。企業をよく知っている担当者ほど、求人の背景まで説明できます。

リクルート経由でも、有利・不利はない

紹介料は、どの転職エージェントもほぼ同じ水準でした。僕がいた会社では、各社を同じ水準まで交渉していたからです。

そのため、リクルート経由だからと有利・不利をつける理由はありませんでした。僕が見ていたのは、どの会社経由かより、どの担当者経由かです。紹介料の流れは、転職エージェントとは?仕組みと無料の理由で図にしています。

担当者が合うかは、面談で1つ質問して確かめる

ただ、同じ会社でも、担当者は人によって違います。面談で求人を紹介されたら、「この会社は、なぜ今募集しているんですか」と聞いてください。企業から詳しく聞いている担当者なら、事情まで答えます。求人票の文を繰り返すだけなら、企業から詳しく聞いていないサインです。

30代で転職した時、求職者として僕がハズレだと感じたのは、中身のない話をダラダラ続ける担当者でした。逆に、悩みを素直に相談できて、企業への伝え方を教えてくれる担当者なら、続ける価値があります。

ほかの質問と見分け方は、転職エージェントの担当者がハズレか見分ける3つの質問で紹介しています。

面談の前に知っておきたい決まり

利用規約と公式サイトで、面談の前に知っておきたい決まりを確かめました。どれも、知らずに進めると損をするものです。

相談とサポートは、原則3か月まで

利用規約では、電話や面談での相談と、担当者の支援は、原則3か月が上限です。迷っている段階でも、面談1回で、自分の経歴にどんな求人が来るかは分かります。応募まで進むかは、その3か月の中で決めれば十分です。

紹介された企業へ、直接連絡しない

規約では、紹介された企業に、リクルートエージェントの承諾なく直接連絡して選考を受けることを禁じています。

採用側から見ても、エージェント経由で選考中の人が企業へ直接連絡してくると、ビジネスマナーに疑問符がつきました。企業への質問や連絡は、担当者を通してください。

面談が難しい場合と、扱わない求人

公式サイトには、求人の状況によっては面談が難しい場合がある、と書いてあります。また、建設業務・港湾運送業務・船員の仕事と、一般派遣の求人は扱っていません。海外に住んでいる人も対象外です。

当てはまる時は、転職エージェントの選び方で、条件に合う別の会社を選んでください。

担当者を比べるなら、もう1〜2社に登録する

1問で分かるのは、担当者が企業から話を聞いているかまでです。紹介される求人や話の深さが当たりかは、もう1社の担当者と比べると分かります。

複数のエージェントに登録している応募者で、採用側として困ったことはありませんでした。担当者を変えたり、別のエージェントに乗り換えたりしても、企業には分かりません。選考で不利にもなりません。

ただ、4社以上になると、在職中は面談と連絡をさばけなくなります。リクルートエージェントに加えて、自分の条件に強い1〜2社までにしてください。状況別の組み合わせは、次の記事にまとめています。

まとめ|準備なしでいい。事情と年収の幅だけ決める

リクルートエージェントの面談は、電話かオンラインで1時間ほど。事前の準備は要りません。

面談で話した事情と希望年収は、担当者を通じて企業に届きます。この2つだけは自分の言葉で決めておき、経歴は盛らずに話してください。担当者の質は、「この会社は、なぜ今募集しているんですか」の1問で確かめられます。

まだ登録していないなら、今日の登録から始めましょう。登録済みなら、面談で1問聞いたうえで、比べる2社目を転職エージェントの選び方から選んでください。

登録は無料・面談の事前準備は不要・土日も相談できる