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転職エージェントの担当者に「推薦文を書いておきますね」と言われた。でも、何が書かれるのかは分からない。選考にどれくらい効くのか、見せてもらった方がいいのか、気になる。
僕は元人事責任者として中途採用に5年半携わり、転職エージェントから推薦文を受け取る側にいました。推薦文を書く担当者の腕はピンキリで、採用側は推薦文より先に見る所がありました。
この記事では、採用側が推薦文をどう読んでいたかと、書類選考で本当に見ていた所、担当者に渡すべき情報を紹介します。推薦文に振り回されず、自分の手で書類選考の通りやすさを上げる方法が分かります。
結論、僕は推薦文をほとんど重視しませんでした。その時間があれば、あなたの職務経歴書を読みます。推薦文の中身を気にするより、自分の職務経歴書を直す方が、書類選考の結果に効きます。
結論|推薦文より職務経歴書が読まれる
採用側にいた時、僕は推薦文を重視しませんでした。理由は、書類を読めば分かるからです。
エージェント経由の応募が不利なわけではありません。エージェント経由の応募者は、担当者の選別を通っているので、質が一定以上です。採用側は手間が省けるので、エージェント経由の応募はむしろありがたい存在でした。
エージェントの価値は、推薦文の文章より、合う人を選んで送ってくることにあります。
ただし、企業を分かっている担当者の推薦文は別です。「なぜこの求人に合うのか」がしっかり書いてあるので、読む価値がありました。

推薦文の出来は担当者の腕次第。あなたが直せるのは、職務経歴書です。
推薦文とは、担当者が企業に送る紹介文
推薦文(推薦状)は、転職エージェントの担当者が、あなたを企業に紹介する時に添える文章です。履歴書や職務経歴書と一緒に、企業の採用担当者に届きます。
書く内容はエージェントごとに違いますが、主に次のようなことが書かれます。
- 経歴の要約
- 強みと、求人に合う理由
- 転職したい理由や事情
- 希望の条件や、入社できる時期
推薦文の全文を見せてもらう必要はありません。確かめるのは、どこを強みとして伝えるかだけです。「推薦文では、私のどこを強みとして伝えますか」と聞いてください。すぐに答えられる担当者なら、推薦文の中身も期待できます。
採用側が推薦文を重視しない理由
僕が推薦文を重視しなかった理由は、3つあります。
書類を読めば分かる
推薦文に書かれる経歴や強みは、職務経歴書にも書いてあります。同じことを2回読むなら、本人が書いた書類を読みます。
書類は、情報が操作されていない
推薦文は、担当者があなたを推すために書く文章です。採用が決まると、企業はエージェントに紹介料を払います。僕のいた会社では、採用した人の年収の約30%でした。だから推薦文では、良いところが強めに書かれ、気になる点は書かれにくくなります。本人が書いた書類の方が、変に情報が操作されていないので、判断に使えます。
書類なら、本人の文章力が見られる
職務経歴書は、あなたが自分で書く文章です。何をどの順で書いているか、読み手に伝わるかで、文章力が分かります。推薦文がどれだけ上手でも、それは担当者の文章力です。
書類選考で採用側が見ていたこと
書類選考では、まず職務経歴のキーワードをざっと見て、次に中身に具体感があるかを見ていました。具体感のない書類は、見送りました。キーワードとは、経理の求人なら「月次決算」「請求書」のように、求人の仕事に関わる言葉です。
具体感とは、工夫が見えること、苦労が見えること、大変さが想像できることです。採りたいと思ったのは、苦労した経験があり、それを乗り越えた人でした。
具体感のない書き方
業務の効率化に取り組み、チームに貢献しました。
具体感のある書き方
取引先ごとに書式が違う請求書を、月末の3日間で手作業で確認していました。確認項目を1枚の表にまとめ、作業を2日に縮めました。最初の1か月は、表の作り直しで残業が続きました。
1つ目は、何が大変で、何を工夫したのかが分かりません。2つ目は、書式がばらばらという大変さ、表にまとめた工夫、残業が続いた苦労が見えます。採用側が読みたいのは、2つ目のような書類です。
書き方の手順は、職務経歴書の書き方と、転職の自己PRの書き方で紹介しています。
担当者には、推薦文の材料を正直に渡す
推薦文の出来は、担当者の腕で決まります。あなたが担当者にすることは、推薦文を良くしてもらうことではありません。企業に伝えてほしい情報を、正直に渡すことです。
推薦文や担当者の話が、書類や面接の印象と食い違ったこともありました。その時は、担当者の評価が下がるだけでした。推薦文で盛ってもらっても、書類と面接で中身が伴わなければ、あなたの得にはなりません。
転職したい事情と、年収の希望を伝える
採用側にいた時、当たりの担当者は、応募者の本気度と年収の希望レンジを伝えてきました。本気度として届いたのは、転職したい事情などです。本気度と年収の希望は、職務経歴書からは読めない情報です。転職したい事情と、年収の希望の幅は、担当者に正直に伝えてください。
「なぜ合うか」を、担当者と一緒に言葉にする
読まれる推薦文には、「なぜこの求人に合うのか」が書いてあります。担当者がそれを書けるように、面談で材料を渡してください。
渡す材料は、求人の要件と、あなたの経験の結びつきです。「この求人の『業務の改善』には、請求書の確認項目を表にまとめ、3日の作業を2日にした経験が当てはまります」のように、要件ごとに自分の場面を1つ添えます。
ここで出した言葉は、職務経歴書と面接にもそのまま使えます。推薦文のための材料は、そのまま、あなた自身の書類の材料です。
推薦文に「なぜ合うか」を書けるのは、企業を分かっている担当者だけです。僕は、ハズレの担当者から来た応募者を、慎重に見る傾向がありました。今の担当者が企業のことを答えられないなら、担当者がハズレか見分ける3つの質問で確かめてください。
担当者を変えたり、別のエージェントに乗り換えたりしても、企業には分からず、不利にもなりません。20代で、職務経歴書を一緒に作ってくれる担当者がほしい人は、UZUZを使ってください。書類づくりと面接の準備を、無料で手伝ってくれるサービスです。中身はUZUZはどんな人におすすめかで解説しています。
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まとめ|推薦文は担当者に任せ、書類を直す
推薦文は、採用側ではほとんど重視されません。書類選考で読まれるのは、あなたが書いた職務経歴書です。
- 推薦文は担当者の腕次第。盛ってもらっても得はない
- 職務経歴書には、工夫・苦労・大変さが見える場面を書く
- 担当者には、転職したい事情と年収の希望を正直に伝える
まずは職務経歴書の中から、具体感のない1文を探して書き直してください。直し方の手順は、職務経歴書の書き方で紹介しています。書類を一緒に直してくれる担当者がほしい20代は、UZUZに相談できます。